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十善戒 -してはいけないこと-

お遍路には、してはいけないという決め事もあります。
金剛杖についてのルールもお遍路独特の決め事だと言えますが、特にお遍路さ
んが守らなければならないとされているものに「十善戒」があります。
十善戒とは、身と口と意(こころ)を正しくして生きていくための仏教の教え
です。
「諸戒は十善を本とする」と弘法大師が説かれています。
 
【十善戒】
一、不殺生(ふせっしょう)生き物を殺してはいけない。
二、不偸盗(ふちゅうとう)与えられていない物を自分のものにしてはいけない

三、不邪淫(ふじゃいん)正しくない性関係を結んではいけない。
四、不妄語(ふもうご)嘘や偽りの言葉を言ってはいけない。
五、不綺語(ふきご)無意味な、また心にもない言葉を言ってはいけない。
六、不悪口(ふあっく)他人を誹謗や中傷する言葉を言ってはいけない。
七、不両舌(ふりょうぜつ)他人を仲違いさせることを言ってはいけない。
八、不慳貪(ふけんどん)物惜しみをしたり、欲張ってはいけない。
九、不瞋恚(ふしんに)どんな時も、どんな事にも怒ってはならない。
十、不邪見(ふじゃけん)正しい考えを持ち、不正な考えを起こしてはいけない
 
この教えは、お遍路の旅の最中だけでなく、私たちの日常生活においても常に
気をつけておきたい教えでもあります。
 
参拝をする際の常識として、以下に挙げる細かなルールも覚えておきたいもの
です。
◆線香は香炉の中心から、灯明は灯明立ての奥(上の段)から立てていきまし
ょう。
後からお参りする人の袖などに火が移ることを防ぐためです。
◆旅の途中で他のお遍路さんに出会った時は、「南無大師遍照金剛」と唱え、
挨拶を交わしましょう。
「こんにちは」などの挨拶だけでも必ずしましょう。
 

 

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